まひろ(葛山葛粉)さんの短歌

【今後紹介予定のお気に入り短歌:まひろ(葛山葛粉)さん】
モロッコにいったことなどないけれどいきたいという人と飲む水
(まひろ/短歌雑誌ネガティヴ―13號より)
去る者は追わないようにしなさいと小学生が塾で教わる
(葛山葛粉/短歌雑誌ネガティヴ―13號より)
忘れなきゃいけないことは何ひとつしてないと咲き誇るひまわり
(まひろ/「めためたドロップス」より)
なんとなく笑うところでタイミングはずして笑うからもうだめだ
(まひろ/「めためたドロップス」より)
味覚ならすでに変わってあの頃は食べれなかったふきのとうとか
(まひろ/「うたらば」ブログパーツ短歌 お題「味」採用歌)
非常口マークの奴も時々は逃げたくないと思うんだろう
(まひろ/「うたらば」ブログパーツ短歌 お題「緑」採用歌)
ばかをみた正直者に会いにいくあついスープをたずさえていく
(まひろ/第3回空き家歌会提出歌)
(さよならが別れの言葉に相応しいとしても)ありがとうありがとう
(葛山葛粉/短歌投稿サイト「うたのわ」より)
花壇には枯れかけている花がありもういいんだと水はあげない
(まひろ/短歌誌「うたつかい」2013年2月号より)
菜の花が乗車賃ですどこまでも追いかけるためだけのわたしは
(まひろ/短歌誌「うたつかい」2013年4月号より)

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