山本左足(やまもと ひだりあし)さんの短歌

【今後紹介予定のお気に入り短歌:山本左足さん】
世界一綺麗な声で鳴く鳥になって一度も鳴かずに生きる
(山本左足/「うたらば」ブログパーツ短歌 お題「生」採用歌)
長編になる筈のない出会いだと気付かないふりしているふたり
(山本左足/「うたらば」ブログパーツ短歌 お題「短」採用歌)
さよならに続く道だと知りながら開くしかない扉もあった
(山本左足/「うたらば」フリーペーパー vol.07「鍵」採用歌)
未来への架け橋なんておおげさなものはいらない脚立がほしい
(山本左足/短歌誌「うたつかい」2012年4号より)
踏み切りを渡り終えたら春になる そう信じてる 雨上がり 虹
(山本左足/短歌誌「うたつかい」2012年5月号より)
冷めてなお美味しいそんな弁当のような家庭をいつか作ろう
(山本左足/短歌誌「うたつかい」2012年7・8月号より)
あきらめることは無理だと諦めて駆け下りていく冬の坂道
(山本左足/短歌誌「うたつかい」2013年2月号より)
ここの螺子が錆びてて外れないからさ ごめんしばらく一人にしてよ
(山本左足/「歌会たかまがはら」 お題「子」採用歌)

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