2013年3月の過去ログ

◇2013.03.01◇

出ていけと思ったこともあったっけ 行ってしまった欅のむこう
(俵万智/「会うまでの時間」より)

この歌は俵万智さんが高校の先生をしておられた時のもので、教え子の卒業式を詠んだ歌です。
そういう背景も作者名もまったく知らずに読むと、頑固親父が、娘が嫁ぐさみしさを詠んだようにも思えます(^^;
(でもそれだと、出ていけと「思った」じゃなくて「怒鳴った」かな…)
「欅(けやき)」が外界との境界線であるとともに、大木のイメージが、出ていく者の保護者であった作者自身を象徴していて、巣立っていく子どもたちを少しさみしげに、でも祝福を込めて見送る情景が想像され、あたたかい気持ちにさせられます。

◇2013.03.03◇

焼き鳥を振り回しつつ語り出す三杯目からの君が美しい
(西村湯呑)

ユーストリーム放送の短歌番組「歌会たかまがはら」、2月23日のお題「美」の回で、また放送外ではありましたが、上記自作が「発表できなかったけど気になった歌」として、同番組のブログに掲載されました!
前回に続き2回目!バンジャー\(´∀`)/ーィ!! 選んで下さったのは短歌誌「うたつかい」の連載「たんきっしゅ・でいず」でおなじみのたえなかすずさんです。
(ちなみに今回、機器不良で音声のみの配信だったため、たえなかすずさんや、最後に少し出られた嶋田さくらこさんのご尊顔を拝することはできませんでした。残念…)

それにしてもこの「美」というお題、投稿者の方々の様々な性癖…じゃなかった美意識が見えて面白かったです。ああ、人はこういうものを「美しい」と思うのか、って。
私自身「美」から海底二万里ほど遠いところにいるおっさんですが、今回、たえなかすずさんのような美しい女性に歌に共感して頂けた(=美意識がほんの少し共通した)ので、これからは胸を張って生きていこうと思います。
(お会いしたことはないしブログの小さな写真しか見てませんがきっときっとたえなかさんは美人である!!)
なお、たえなかさんはご本人のブログで、今回の歌会たかまがはらに寄せられた「たえなかすずさんへの質問」の全てに丁寧に回答しておられます。わたくし湯呑の質問にもなんにもなってないコメント「たんきっしゅ・でいず(中略)ずっと続けて下さい!」にも答えて下さいました。ありがとうございます!その律義さがまた美人です!

あ、ちなみに次回の歌会たかまがはらのお題は「恋」だそうです。これまた遠いな!失恋ネタは多いけどな!

※なんとこの歌について、あの牛隆佑さんが取り上げて下さり、作者本人以上に的確な解説を下さいました!
 牛さんありがとうございます!うれしい!祭りじゃ!!\(^o^)/

◇2013.03.05◇

後悔が残るくらいがちょうどいい春あわゆきのほかほか消える
(東直子/「春原さんのリコーダー」より)

( ゜д゜) リピートアフターミー! 「後悔が残るくらいがちょうどいい」!!
…このフレーズ大好きです。こういう台詞が言える大人になりたい三十ウン歳の子どもです。
「後悔」をポジティブにとらえ、「ゆき」なのにあたたかいイメージのこの歌、超お気に入りです。
何かを後悔した時は、この歌を思い出しましょう。僕なんか毎日思い出してるよ!

◇2013.03.07◇

題詠blog2013に参加中】
お題36「少」
もう少しあなたとふざけていたいから春になってもなごり雪なごる
お題37「恨」
「恨めしや おもてうどん屋 かどパン屋」教えてくれたばあちゃんの霊
お題38「イエス」
今もなお子どもの心をわしづかむ「イエスかノーか半分か」クイズ
お題39「銃」
「元気か」「ああ」「仕事は」「まあまあ」「じゃ、替わる」そこから母の機関銃トーク
お題40「誇」
よれよれの手帳四十余年分父の誇りを棺に入れる
(西村湯呑)

お題37は、霊ではありませんが実際に祖母が存命中に教えてくれた言葉遊びです。
お題38は、分からない人にはナンノコッチャでごめんなさい。これって全国区なのかなあ…。
お題40、昨年に引き続き、また題詠blogで父を死なせてしまいました(^^; 実際の父は健在です。本当は、私(湯呑)が死んだらこうしてほしい的な歌です。もう今では全ておぼえてしまって、懐かしむ以外には何の価値もない仕事メモ(しかも字がザツすぎて他の人には読めない)を何年分も貯めています。よく燃えると思います。

◇2013.03.09◇

約束はしたけどたぶん守れない ジャングルジムに降るはるのゆき
(穂村弘/「ラインマーカーズ」より)

前々回の東直子さんに続く春の雪の歌ですが、うってかわってさみしい雰囲気です。
すごく心に響いた歌ですが、言葉で説明するのが難しい…。
しいて言うなら、「はるのゆき」は普通は地面に落ちて積もらず消えてしまうものだけど、ジャングルジムの冷たい鉄格子に触れてしまうと、そのまま凍てついてしまう。周囲は春なのにそこだけは冷たいままの、誰も遊ばない遊具…という寒々しい光景が、約束をおそらく守れないであろう自分のふがいなさを責める気持ちを表わしているように思います。
どうみてもポジティブではない歌ですが、強い自責の念から逆にその人の優しさが感じられ、この人(穂村さん??)に春が来るように…と祈ってしまう一首です。

◇2013.03.11◇

題詠blog2013に参加中】
お題41「カステラ」
真相は僕が墓まで持っていく あの日忽然と消えたカステラ
お題42「若」
頬染めて砂かけ婆は若き日の子泣き爺とのロマンス語る
お題43「慣」
失恋は慣れてるからねという君が7杯目を頼む25時
お題44「日本」
実際に「おとといおいで」と言う人は日本中で君しかいない
お題45「喋」
いま君が喋った「あげ玉ボンバー」は「槍玉にあげる」という意味かな
(西村湯呑)

ご報告が遅れましたが、題詠blog2013、3月1日に100題完走致しました!
今回も脳みそでんぐり返る楽しさでした。主宰の五十嵐きよみ様、心より感謝致します!!
100首はまたここでおいおい紹介して参りますが、既にブログに全部載せているので、読んで下さる奇特な方はブログ「あるあるのうた B面」まで。

さて、今回紹介するのはお題41〜45ですが…お題41「カステラ」、難しかったです。
「コノオ題ヲ活カステラワロスナ歌ヲ」みたいな、無理やりなボケをかまそうかとも考えましたがやめました。
無理やりといえばお題45「喋」。「言った」でいいところを「喋った」に変えた感ありありです。いやそれ以前に何を言ってるのかわからん歌です。これではヤキソバンに申し訳ない…と熱烈反省中。

◇2013.03.13◇

黒部ダムかっていうほど泣いてやる あなたがあの角を曲がったら
(西村湯呑)

うたらばブログパーツ短歌・お題「別(わかれ/べつ)」で、上記の歌を採用して頂きました!!!!!!
祝・初採用!ヤターーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!(≧▽≦)
うったらば! (ノ゚д゚)ノ うったらば! ヽ(゚д゚ヽ) ブログパーーツ! イェア!! (ノ゚д゚)ノ ←今日一日こんなんでした

まいど落ちてはヤサグレる湯呑を応援して下さった皆様に、心より感謝致します!
そしてもちろんうたらば&田中ましろさんに感謝!今回もすばらしい「別」の歌がてんこ盛りなので、皆様ぜひ見にいって下さいね!

また落ちて黒部のごとく泣くのかと 黒部どころかもうナイアガラ  (西村湯呑)

◇2013.03.15◇

VSのあとに愛しい名を置いた対等であるふりをしたくて
(枡野浩一/「もう頬づえをついてもいいですか?」より)

これは枡野さんの歌ですが、穂村弘さんもまた、著書の中で似たことを書いておられました。曰く、「江戸川乱歩の小説で永遠のライバルとして描かれる明智探偵と怪人二十面相は、最愛の恋人同士のようにも思える」
俺の意図を正しく読めるのはお前だけ。俺の実力を余すところなく引き出してくれるのはお前だけ…確かにそのかけがえのなさは、恋人に通じるものかもしれません。
枡野さんの歌の場合は、高嶺の花に恋をしたと分かっていながら、いつか対等の力をつけて、あなたにとって唯一無二の存在になってやる…とちっぽけな自分を懸命に鼓舞する歌に思えます。
VS.うた… いや、あの、えっと、ななななんでもありません。(100万年はやい)

◇2013.03.17◇

題詠blog2013に参加中】
お題46「間」
行間が無くて字間を読んでいる父のメールは「元気か」とだけ
お題47「繋」
「繋ぎたい」なんて言えるか恥ずかしい 男は黙ってチャーミーグリーン
お題48「アルプス」
「あまのじゃく」みたいな小鬼を思ってたアルプスで踊る「いちまんじゃく」は
お題49「括」
「ひと括りに見ないでほしいもんだよね あんたらみんなみんなそうだよ」
お題50「互」
お互いの短所をあげつらうよりもケーキ買ってきたから食べようよ
(西村湯呑)

お題48「アルプス」は、小さい頃本当に思ってた勘違いです。「重いコンダラ」みたいな。
お題49「括」、「お前もじゃー!」というツッコミを入れてくれたあなた、正解!
お題50「互」は西村家ではよくある光景。複数のケーキ屋のポイントカードを持つ男です。

◇2013.03.19◇

ともし火を ともし ともされ あたたかい心できょうも おやすみなさい
(西村湯呑)

はい!「たまに」自作短歌を詠むサイト、今日も元気に自作です!
しかもまたなんか詩的なことを言おうとして失敗してる感じです(^^; おいおい説明して参ります。

お友だちのアニメーションダンサー・UME2BRAND-NEW*(ウメツ ブランニュー)さんが、最近始めたネットラジオ「BRAND-NEW STYLE」で、私の短歌を紹介して下さいました。

黒部ダムかっていうほど泣いてやる あなたがあの角を曲がったら

先日うたらばで採用して頂いて狂喜乱舞した歌ですが、UME2さんのような、ふだん短歌になじんでいない人に取り上げてもらえると、また格別のうれしさがあります。この歌は「句またがり」で、「あなたがあのか/どをまがったら」となって読みにくいところを、UME2さん頑張って五七五七七で読んでくれました。
そういう音読リズムも意識しなきゃ、と反省した一方で、UME2さんのラジオを聴いた誰かが「古典の言葉じゃなくて現代語で、五七五七七に切れてなくても短歌なんだ。面白いな」って感じてくれたら、すごくうれしいなーと思いました。UME2さん感謝感謝です!ありがとう!!

このUME2さんもそうですが、最近、サイトやブログを見て下さった方々から、ちらほらメールやコメントを頂くようになりました。自分の書いたものが誰かの心に届いて、その誰かが私にお便りをくれる。そのやりとりが、とてもうれしいです。
仕事から帰って、サイト更新して、頂いたメールにウキウキと目を通し(そんな頻繁にはこないけど)、ネットサーフィンでお気に入り歌人さんの新作更新にホーッとため息をつく。掲載歌はそんな幸せな時間を詠んでいます。睡眠で体力は回復するけれど、それだけでは補えない力を、ネットからもらっている気がします。私もよりあたたかい火をともせるように、引き続きがんばっていきたいと思います。

◇2013.03.21◇

ちょっとまてそのタイミングじゃないでしょう八宝菜のうずらのたまご
(チヲ/穂村弘「短歌ください」より)

わかるわかる!こういうどーでもいいことにも、なぜか人それぞれの食べる順序があったりしますよね。
短歌のいいところは、このように「こういうのあるよね?」というのを歌にして発信できることだと思います。
突然何の脈絡もなく「うずらたまごのタイミングってあるよね!」とか言ったら「あの人ついに壊れちゃったのかな…」と陰でヒソヒソされることになっちゃいますが、「こういう短歌作ったんだけど意味分かる?」と言えば、たとえ理解してもらえなくても自分を守れますよね(^^;
特にこのサイトは「あるある」という共感を目指して発足したわけで、その理念はどこのお空にとんでっちゃったのか?な歌も時々ありますが、あまり理念にとらわれ過ぎず、でも忘れず、掲載歌のようなあるある感を目指して、色々まわり道もしながら進んでいこうと思います。

◇2013.03.23◇

題詠blog2013に参加中】
お題51「般」
一般にウサイン・ボルトが追い風で走る速さで駅から5分
お題52「ダブル」
今日もまたダブルソフトを食べている中年太りの夫婦なのです
お題53「受」
「受けてみよ、必殺KOTATSU&MIKAN!」「ぐわあああああ、ぬ、抜けられん」
お題54「商」
商売で儲けた時は気をつけろ「横取り40萬」があるから
お題55「駄目」
駄目駄目と叱ってもニャンと鳴くばかり「駄目」ってキミの名前じゃないよ
(西村湯呑)

たまには掲載歌と関係ないことを書いてよろしいでしょうか?(返答をいっさい聞いてない感じで)

とはいえ、もちろん短歌がらみのことではありますが。

敬愛してやまない短歌投稿サイト「うたらば」さんを読んでいて知ったのですが、うたらばでは投稿された歌を選者・田中ましろさんが選歌する際、投稿者の名前を伏せて(つまり誰の歌か分からない状態で)選歌するのだそうです。 投稿フォームから投稿された歌と作者名をいったん分離し、後で再結合するのにどのような手法を用いられているのか分かりませんが、なかなか手間のかかることだと思います。
そのような手間をかけてでも、投稿者名による先入観を排除し、純粋に歌から受けた印象だけで採用を決めている。田中ましろさんの歌に対する真摯な姿勢がよく分かります。

わたくし湯呑は短歌結社等に属しておらず、「歌会」なるものに出たことがないのですが、歌会でもこのように名前を伏せて歌を発表し、メンバーの誰の歌か分からない状態で批評し合うようです。
したがってベテランでも出来の悪い歌なら総スカンをくらうし、新人でも良い歌ならその歌会の一等賞になれるわけです。(※特に一等とかを決めずに自由に批評し合う歌会もあるようです)
おそらく、年配者の歌を批判しにくいことの対策として、こうした匿名の方法がとられるようになったと思われますが、非常に面白いことだと思います。

たとえば、中学校や高校の授業で歌会をやってみる。匿名で歌を批評しあい、最後に歌の作者を明かす。
「何!?クラスの鼻つまみ者のアイツが、一等賞のこの歌を!?」
「え!恋愛部門最優秀のあの歌の作者は、ガリ勉の○○ちゃん!?」
…てな感じで、人を見る目が変わってくるかもしれません。

とりあえず、題詠blogや短歌誌「うたつかい」で、お気に入り歌人以外の歌を無意識にとばし読みしていた自分を、ただいま猛烈に反省している湯呑であります(^^;

◇2013.03.25◇

芽きゃべつも靄でしっとり緑色おやすみなさいいつも寂しい
(吉野朔実/穂村弘ほか編著「短歌はプロに訊け!」より)

さびしかったんだね!ごめんね!ごめんね!(;o;)…と号泣したくなる一首。
「いつも寂しい」の独白のインパクトが強烈で、打ちのめされました。この流れでこうくるかーって。
吉野朔実さんは漫画家ですが、歌人としてもすばらしい言葉の使い手とお見受けしました。この「短歌はプロに訊け!」でも他に何首か発表されていますが、いずれも秀作揃いで、もっと詠んでほしい、いっそ歌人デビューしてほしい、歌集出たら絶対買う…とひそかに憧れてる方です。(でも漫画は読んだことない)

◇2013.03.27◇

ああこれは報われたんだ地下鉄の階段のぼれば一面の春
(西村湯呑)

あこがれてやまない人たちがいます。
田中ましろさん(うたらば)、牛隆佑さん&じゃこさん(空き家歌会)、嶋田さくらこさん(うたつかい)。
みんな突出した短歌の才能を持ち、黙ってても有名になれるはずの人でありながら、それに甘んじずに私財やら何やらを投げうって歌詠みたちが集まる場を自ら作り、積極的に同好の輪を広げておられる方々です。
そんな彼らが、この春、一堂に会します。それぞれ、冬の間に仲間たちとあたためてきた作品をひっさげて。4/14(日)大阪、文学フリマ。もう行くっきゃないでしょう。いつ行くの?今でしょ!(←無理やり使った)

田中ましろさんと牛隆佑さん(ほか総勢10名)は、男の色気したたるスーツグラビア歌集「短歌男子」!
じゃこさんは女の子7人グループによるかわいさ満タンの短歌冊子「めためたドロップス」!
嶋田さくらこさんはアダルティーな女性の魅力あふれる「エロきゅん短歌倶楽部 Cherry Angels」!
(…という名前の、さくらこさんが主催される女性限定オンライン歌会をまとめた歌集)

…だそうです!みんなさすがのインパクトですね!
特にエロきゅんは買うのに勇気がいりそうだけど!でも買う!わが生涯に一片の悔いなし!!(?)

あ、ええと、掲載歌ですが。(今さら)
皆さん冬の間がんばってこれらの企画を準備してこられたんだろうな、素敵な一日になりますように…とか、この時期、年度末の激務にあえぐ人も多いと思いますが(オレだ…)、そんな全ての人に良い春が訪れますように…といった思いを込めた歌です。どうかどうか、4/14が仕事でアウトになりませんように!!!

◇2013.03.29◇

「幸せな時間」はとてもせっかちでお茶も飲まずにお帰りになる
(木下務/第12回大伴家持大賞佳作より)

ほんとにねえ。しかも、いつもいなくなってから気づくんだよね。また忘れた頃に来て下さいね。

鳥取市・日本海新聞社などが主催する「大伴家持大賞」の過去入賞作は、グッとくるものが多くて好きです。
ちなみに昨年の第18回お題「雲」に応募して、かすりもしなかったのは内緒です。ないしょにしてね。

ありったけのザラメを入れて回すからないしょにしてね雲製造機

元気だよ君はおっちょこちょいだから雲の上からのぞかないでね  (西村湯呑)

◇2013.03.31◇

狭い視野あなたが広げてくれたから今はあなたしか見えていません
恋文をちぎって撒いたあの場所ではじけるように咲く福寿草
(西村湯呑/「歌会たかまがはら」3月号 お題「恋」採用歌(放送外))

3月23日放送の「歌会たかまがはら」 お題「恋」で、ゲストのこはぎさんに上記2首を選んで頂きました。
また、こはぎさんは放送内で私の漠然とした質問にも、丁寧に答えて下さいました。ありがとうございます!

こはぎさんは短歌誌「うたつかい」のデザイナーであり、とてもきれいなイラストを描かれます。
また、「恋愛大明神」の異名をとる恋歌の達人でもあって、そのスジ(?)では有名な方です。
そんなこはぎさんにちなんだ今回のお題「恋」、おっさん湯呑の歌では厳しいか?と思いましたが、2首も選んで頂けて、自信がつきました!いや恋にじゃなくて歌に(^^;

私みたいなのはさておき、一般的には「恋」は短歌の永遠のテーマと思います。
そのためか今回の「歌会たかまがはら」はいつにも増して投稿が多く(265首)、こはぎさん&うずめさんのやさしさもあって、実に100首以上も採用されていました。(^^; でも確かにそのどれもが秀歌と思える名作てんこ盛りだったので、こりゃ確かに選べないなーと思いました。皆様もぜひぜひチェックしてみてください!

こはぎさんについて。実は昨年の題詠blog2012からひそかに注目する方でした。
(※私が知ったのがその時期なだけで、こはぎさん自身はもっと昔から短歌をされてますが…)
ものすごく多作な方なんですが、それなのに一首一首がもう深いわ切ないわ泣けるわもだえるわ。
またできたら、当サイトでぜひぜひこはぎさんの歌を紹介したいと思います。
待ちきれないあなたはこはぎさんブログ「こはぎうた」へ!

そうそう、歌会たかまがはらの放送の中で、こはぎさんがポロッと年齢がバレる的発言をして、うずめさんが(視聴者の夢を壊さないように)必死にフォローしていたのが、たかまがはららしくほのぼのして面白かったです。
学園青春歌も多いこはぎさんは、きっとまだまだ十代です!ガラスの